サザンオールスターズのベストアルバム『海のYeah!!』と現状を踏まえて初心者に提示できるような妄想ベストを考えてみた

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ブログを開設して以降、サザンオールスターズ(以下:サザン)に関する記事を書いてなかったので書いてみようと思う。
サザンは言うまでもなく日本の国民的アーティストだ。アーティストで優劣はつけたくないが、ファン目線ではなく客観的に見て、サザンを超えるアーティストは他にはいないと思っている。その理由として、
①40年近くも日本のトップアーティストとして活動してきたから
②邦楽の土台を作ってきたアーティストの一つであり、いろんな後輩アーティストに影響を与えてきたから
③ 誰もが口ずさめる国民的名曲をコンスタントにリリースしてきたから
といったことが挙げられる。そんなサザンの鏡となっているベストアルバムが『海のYeah!!』である。これは1998年のデビュー20周年の際にリリースされ大ヒットした。収録曲を見ても、その時点での代表曲がギッシリ詰まっていて、発売から20年近く経った現在においても入門アルバムといってもいい。とは言え、サザンが国民的アーティストとしての地位を築いたのはこのベストの発売後の話で、以降も有名曲を連発してきた。つまり、このベストだけではサザンは語り切れないということなのだ。2001年のメンバー脱退後はバンドとソロ活動を頻繁に行き来していることからベストを出すには中途半端な曲数であるし、すべてを網羅したものは現時点でない。つまり、今から聴く初心者に全時期の有名曲を網羅したものがないというのが現状で、収集するにもいろいろアルバムを手に取らなければならないので一苦労である(ファンとしてはいろいろなアルバムを聴いてくれるのが一番嬉しいが)。まあ、ないものねだりしていても仕方ないので本題に。

今回、今流行りの3枚組50曲のベストアルバムの形態になぞらえてサザンの現時点のベストアルバムを考えてみた。

DISC1
1. 勝手にシンドバッド(1978)
2. いとしのエリー(1979)
3. C調言葉に御用心(1979)
4. 私はピアノ(1980)
5. いなせなロコモーション(1980)
6. 栞のテーマ(1981)
7. チャコの海岸物語(1982)
8. 匂艶 THE NIGHT CLUB(1982)
9. 夏をあきらめて(1982)
10.YaYa(あの時代を忘れない)(1982)
11.ボディ・スペシャルⅡ(1983)
12.マチルダBABY(1983)
13.ミス・ブランニュー・デイ(1984)
14.海(1984)
15.Bye Bye My Love(1985)
16.Melody(1985)
17.鎌倉物語(1985)

DISC2
1. みんなのうた(1988)
2. さよならベイビー(1989)
3. フリフリ‘65(1989)
4. 真夏の果実(1990)
5. 希望の轍(1990)
6. ネオ・ブラボー!!(1991)
7. シュラバ★ラ★バンバ(1992)
8. 涙のキッス(1992)
9. 慕情(1992)
10.エロティカ・セブン(1993)
11.素敵なバーディー(1993)
12.マンピーのG★SPOT(1995)
13.あなただけを(1995)
14.愛の言霊(1996)
15.太陽は罪な奴(1996)
16.BLUE HEAVEN(1997)
17.LOVE AFFAIR(1998)

DISC3
1. TSUNAMI(2000)
2. HOTEL PACIFIC(2000)
3. 涙の海で抱かれたい(2003)
4. 彩(2004)
5. 君こそスターだ(2004)
6. 夢に消えたジュリア(2004)
7. 愛と欲望の日々(2004)
8. BOBO No.5(2005)
9. 神の島遥か国(2005)
10.ロックンロール・スーパーマン(2005)
11.DIRTY OLD MAN(2006)
12.I AM YOUR SINGER(2008)
13.ピースとハイライト(2013)
14.東京VICTORY(2014)
15.アロエ(2015)
16.蛍(2013)


1996年までの曲は『海のYeah!!』をベースに選曲し、それ以降の曲は自ら選曲しました。すべて独断です。昔の曲で目玉としたのが、知名度が高めなのにもかかわらず『海のYeah!!』に入らなかった「YaYa」、ライブの定番曲「ボディ・スペシャルⅡ」「マチルダBABY」、オリコン1位も取り、キャッチ―なメロディーにもかかわらずアルバム未収録となっている「ネオ・ブラボ!!」だ。このあたりは初心者の方にも聴いていただきたい。
大雑把に40年の特に有名な曲を振り返るとこんな感じかな。考えていて面白かったです。
実際に来年はサザンがデビュー40周年を迎えますが、どんな活動を見せてくれるのでしょうか。正直、ベスト発売はなさそうですが...いろいろ期待しつつ、今年のソロ活動のスケジュールのアナウンスを心待ちにしている筆者です。